議会報告 REPORT

平成13年度 第3回定例会

1. [質 問]
1)学童クラブの障害児の対象学年延長について
・本区の学童クラブの対象学年の設定の根拠
・学童クラブの障害児の対象学年の延長
2)都立白鷺養護学校の校舎の増改修について
3)幼児・児童・生徒の安全確保並びに学校の安全対策について
・本区の基本的考え方と具体策について
・学校教職員のネームプレート着用化と来校者のチェック体制について
4)図書館の月曜日開館について
5)ネズミ被害対策について
2. [答 弁]
3. [第二質問]

議 長(松下彰男君)次に、15番、川瀬泰徳君。
〔15番 川瀬泰徳君登壇〕(拍手)

15番(川瀬泰徳君)私は通告に従い、当面する諸課題について質問いたします。区長並びに教育長の誠意ある答弁を期待するものであります。
 最初に、学童クラブの障害児の対象学年延長についてであります。
 本区は、昭和50年に学童クラブ条例を制定し、現在学童クラブは区内に64クラブあり、小学校1年生から3年生までの2,981人の児童が通 っております。また、この学童クラブには、知的障害や身体に障害を持つ子どもたちの受け入れもしております。平成13年9月1日現在の本区における学童クラブの障害児の受け入れ状況は、クラブ数24クラブ、1年生15名、2年生10名、3年生5名、合計30名が通 っております。
 先日、私のところに小学3年生で知的障害を持つ子どもを学童クラブに預けているというお母さんから、学童クラブの対象学年を4年生まで、あと一年延ばしてもらえないかという陳情がありました。この方の状況は、毎朝学校まで晴れているときは自転車、雨の日はバスで子どもと一緒に通 学し、放課後は学童クラブまではファミリーサポー卜で送ってもらい、クラブ終了時には自分が迎えに行くという毎日です。3年生に子どもが成長したとはいえ、知的障害を持つ我が子が今後一人で自転車で家まで帰れるのか、一人でバスに乗れるのか、ファミリーサポートでと考えても、それほど家計に余裕はない、大変に悩んでおられるというのが実情です。
 平成10年に改正された児童福祉法第6条の2、第7項には「放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学しているおおむね10歳末満の児童であって」と定義されております。おおむね10歳末満とは、学年で言えば1年生から4年生までが考えられます。
 そこで、まず1点目として、児童福祉法においては4年生までがその対象範囲であるということでありますが、本区においては、社会状況が変化し、児童福祉法が大改正されたにもかかわらず、昭和50年の学童クラブ事業開始後、現在まで25年間一貫して1年生から3年生までがその対象範囲となっております。この理由、根拠についてまずお伺いいたします。
 次に、障害児の対象学年の延長についてであります。  さきに述べましたとおり、障害児を持つ親にとって、三年生を過ぎればそれ以降は自分で何でもしなさい、バスにも乗りなさい、放課後も自分一人で帰りなさいというのは、現実問題として余りにも厳し過ぎる。他区においては、23区のうち16区が障害児の対象学年について、大変に柔軟な対応をしております。品川区、渋谷区、豊島区を初め10区が従来より6年生までを学童クラブの対象としており、また目黒区、練馬区を初め6区が4年生までを障害児の対象学年にしております。
 そこで、本区においても、例えば障害児で客観的にも必要と認められる子どもに対しては、6年生までとはいかなくとも一年延長の4年生までを学童クラブの対象学年にすべきであると考えますが、区長の御所見をお伺いいたします。

 次に、東京都立白鷺養護学校の校舎の増改修についてお伺いいたします。
 同校は、知的障害や心身に障害を持つ子どもたちのために昭和61年4月に区内東小松川に開校されて、本年で16年目となりました。
 この白鷺養護学校は、開校時、中学部7学級、高等郡7学級の予定規模で建設されましたが、開校以来毎年生徒数がふえ続けており、今年度は中学部10学級、高等部17学級、計27学級、生徒数149名と開校時の約2倍近くになっております。現在は、生徒数の増加に施設がついていかず、1教室を2クラスで使ったり、図書室、視聴覚室、生徒会室まで教室として使わざるを得ないというのが実情です。
 今後も生徒数はふえる傾向にあり、平成18年度には200名を超え、学級数も増加することが予測されます。このままでいくと、当然授業にも支障を来してくるだけでなく、安全管理面 においても不安を抱かざるを得ず、早急に教室不足を解消するため、一日も早く校舎の増改修をするなど、何らかの対策を講じるよう東京都に強く働きかけるべきであると思いますが、区長の御所見をお伺いいたします。

 次に、幼児・児童・生徒の安全確保並びに学校の安全対策についてお伺いいたします。
 去る6月8日、大阪府池田市の国立大阪教育大学附属池田小学校に包丁を持った男が侵入し、1年生と2年生の児童や教職員を次々と刺して、2年生の児童8人が死亡、ほかに児童18人と教職員3人の計21人が重軽傷を負った、この事件ほど我々に大きなショックを与えたものはないと思います。  この事件の後、本区内においても学校に脅迫電話が入るという事件もありました。最も安全であるべき学校がなぜこのようなことになったのか。幼稚園や学校への侵入事件もここ10年で倍近く増加しており、児童虐待防止法が施行された昨年度の児童虐待の相談件数は、10年前の18倍に当たる18,804件に達しているという報告もあります。
 私ども区議会公明党は、池田市の痛ましい事件の後、直ちに多田区長に対して児童・生徒殺傷事件再発防止に関する6項目にわたる緊急申し入れを行いました。・安全確保のための設備及び緊急通 報体制の総点検、・学校の安全管理の実施状況の点検、・警察との綿密な連絡体制の整備と強化、・来訪者の確認、・退職警官などを活用したスクールポリスの導入、・地域に学校等安全対策協議会の設置、以上の6項目であります。
 本区教育委員会においても、6月8日、各幼稚園・小・中学校長あてに児童・生徒の安全確保と学校の安全管理に関しての5点にわたる事務連絡がなされました。また、東京都による学校等の非常通 報体制、学校110番の整備については、今回の補正予算に62,055,000円が計上され、早期に整備されることとなっております。
 このような状況の中、各学校においては、安全の確保を図るためにさまざまな取り組みがなされております。最も多い取り組みは、・来校者の確認、・正門・通 用門の施錠、・教職員による登下校時のパトロールなどであります。
 このように、現場では多様な取り組みがなされておりますが、本区としての今後の児童・生徒の安全、学校の安全対策についてどのようにお考えなのか、基本的な考え方を区長にお尋ねいたします。また、その基本的考え方にのっとり、今後どのような具体的対策を考えておられるのかを教育長にお尋ねいたします。
 次に、学校教職員のネームプレート着用化と来校者の入り口チェック体制の強化についてであります。
 池田小学校の事件の後に、本区においても区内の学校に脅迫電話が入り、学校に子どもを送り出している保護者の皆さんは言いようのない不安に直面 する中、まず自分たちが動いて子どもを守ろうとして通学の行き帰りの世話をしたときに、現場のお母さん方から、出入りロにいる人たちが学校の教職員なのか、部外者なのか、見分けがつかず大変に困ったという声がありました。
 自分の立場を明らかにするということは、これは極めて常識的なことであります。また、来校者に対しても、入り口でのチェックは当然のことではないかと考えます。
 本区教育委員会として、各学校に対して、この教職員を初めとする学校関係者のネームプレート着用化と来校者のチェック体制について、極めて基本的な徹底事項として強く提案すべきであると思いますが、教育長の御所見をお伺いいたします。

 次に、図書館の月曜日の開館についてお尋ねいたします。
 21世紀は教育の時代、心の時代、人々が心を耕し、知識を深め、英知を発揮するため、また人間教育のために、図書館行政の役割は極めて重要なものがあると考えます。
 本区の図書館体制は、昨年7月にオープンした中央図書館を初め、小松川、松江、小岩、篠崎、葛西、西葛西の各図書館が各地域の教育、文化、教養などの向上の拠点として、幅広い区民の方々に利用され、所期の目的、成果 は上がりつつあると思います。
 本区の図書館の休館日、開館時間は条例施行規則で定められ、休館日は月曜日、年末年始の休日、図書の整理上必要な日などとなっております。また、開館時間は午前9時から午後8時、日曜日、祝日は午後5時までとなっております。
 かねてより運営のあり方について種々論議がありましたが、この際、ぜひとも検討していただきたいことは、月曜日の開館についてであります。このことは、以前から勤務の関係で月曜日しか休日がとれない区民の方々が数多くおられ、図書館を利用したくとも開館日、開館時間内は勤務中で利用することが困難であることから、月曜日の開館について多くの要望が寄せられております。
 月曜日しか休みのとれない方々のために、既に世田谷区を初め6区が何らかの形で月曜日を追加開館して、区民に対し充実したサービスを行っております。本区においても、機会均等の意味からも、図書館の月曜日開館ができますよう格段の努力をすべきであると思いますが、区長、教育長の前向きで明快な答弁をお願いいたします。

 最後に、社会問題化しておりますネズミ問題についてお尋ねいたします。
 昨今、区内各所でネズミが発生して家庭内に移り住み、お困りの家庭が続出しております。被害も家具や家財、電気製品をかじられたり、屋根裏を走り回り寝られない、どうにかならないのかとの苦情が数多く寄せられております。
 平成12年、江戸川保健所に寄せられた区民の皆さんからのネズミ被害に関する相談件数は227件に上っております。各家庭では工夫をして対抗策を講じておりますが、決め手がなく困っているというのが現状です。
 今年になってからも、ある地域で大きな古い家が2軒、次々と解体され、その後にネズミが付近の民家に入り込み、周囲の皆さんは「自分たちの知っている範囲でネズミの駆除をしていますが、高額の資金がかかり、それでも全部を退治することができないで困っています」というお声がありましたので、区の関係係と連携をとり、ネズミ被害対策の講習会を住民の皆さんにお集まりいただいて、夜間、町会会館で区の職員に行使となっていただき、2時間ほど説明や質疑を行いました。殺鼠剤の使用方法、ネズミの侵入路の遮断などの説明があり、講習会は50名ほどの参加で終了いたしました。
 このようなネズミ被害が近年大変に多くなっていることから、ネズミ駆除対策について、例えば本区の広報紙「広報えどがわ」に具体的に、かつ詳しく対処方法を掲載したり、住宅を解体する場合には、ネズミが拡散することのないよう前もって駆除するよう義務づけるなど、江戸川区としてこのネズミ問題に積極的に取り組むことが必要であると思いますが、区長の御所見をお伺いいたします。
 以上で、私の第1回目の質問を終わります。(拍手)

議長(松下彰男君) 多田区長。

区長(多田正見君) お答えしてまいりますが、学童クラブの問題でありますが、御質問にいろいろございましたけれども、今学童クラブのあり方そのものについて、先般 の招集のごあいさつでも申し上げたところでありますが、研究をしているところでありまして、今のような硬直型の学童クラブでいいものかどうか、それからもう少し民間の皆さん方の御協力を得ながらの学童クラブのあり方はないものか、こういうことで前々から議会の皆様方からも、世田谷区におけるボップの制度についてのお話もいろいろございまして、最近文部科学省でも、まさにああいうものを進めるべきだというようなお話も出てきておるわけでございまして、貴重な学校財産を放課後に有効に使う、そのために硬直型の学童クラブといいましょうか、型にはまった学童クラブでなく、どんな子どもも自由に過ごしていいのではないか、その中でまた保育に欠けるという子はそれなりの対応をすればいいではないかと、こういうようなことで、それも民間の方々の人材を登用しながらやればいいではないかと、これは大変私もいい姿だと思います。 将来、私はこういう方向を目指すべきではないかというふうに思っておりまして、これは早急にこういった方向で何か模索をして、具体化していきたいなというふうに気持ちの中では思っているわけであります。
 そこまで行く過程の問題でありますが、1年生から3年生までに限定しているのはなぜかということでございますが、これは専ら数、需要に対する容量 の問題でございまして、できれば4年生まで、それはもちろん結構でございますけれども、なるべく低年齢児の子どもたちが入れますように、そういうことによってこのようなことになっているわけでありまして、こういったことも早晩弾力的に、状況によっては崩していっていいのではないかというふうに思っているわけであります。
 学童クラブは、基本的にはそういうことでありますが、つまり障害児に対する対応の問題でありますが、これは程度にもよります。極めて重度でなかなかそういうわけにはいかないという子もおられますが、十分お預かりできる子は、それは柔軟に対応すべきでありまして、学年に限らず、そういうことが必要であるということであれば、そのことに対応していかなければならない。個別 にこれは御相談に応じていくということになりますが、取り組んでまいるつもりでございます。  今、参考までに申し上げますが、今年4月から パオパオクラブという知的障害児の学童クラブです、実質的には学童クラブだと思いますが、これは民営で、皆さんの御父兄の力でアパートを借りてやっておるところがございまして、ここに今年4月から助成を始めておりますが、今20名おりまして、こういったことも1つの方法でございまして、これからこれは恐らく箇所数がふえるのではないかと予測しておりますが、こういう障害児に対する対応の仕方もあると、これも一つの方法論でありますので、こういったこともそういう状況が出てくれば、十分対応していきたいというふうに思っているわけであります。
 白鷺養護学校でございますが、大変手狭であるというふうに私どもも承知をしております。この学校ができますときにいろいろ問題がありましたけれども、地域の方々の大変な御協力と、そのときに前中里区長も一肌脱ぎましてこの学校ができたわけでございまして、白鷺養護の命名者は中里区長でございます。
 そういうわけで、大変ゆかりのある学校でございまして、多くの江戸川区の障害児のお子さん方がお世話になっている学校でありまして、以後フレンドリースクールとか、いろいろな関係を持っておつき合いをしているわけでありますが、私どもも狭隘になったということは聞いておりまして、私どもこれまでもそういうことについての会話は東京都とはいたしておりますが、積極的によい環境の中で障害児教育が行われますように働きかけをしていきたいと思っております。
 大阪の池田事件に関連いたします学校の安全の問題でございますが、先般 6項目にわたる御意見もちょうだいいたしまして、それらを含めましていろいろ学校とも協議をし、地域の方々ともいろいろな相談をしてきたところでありますが、このことに対する地域の皆様方のお考えもそうでありますが、私たちといたしましても、学校をより開かれたものとしていこうと、こういうことが基本でございます。そして、多くの地域の方々が学校に関心を寄せていただきまして、そして学校にもちろん出入りをしていただくということであります。学枚をよく見ていただくということでありまして、そういった中で、安全を脅かす諸般 の問題について、監視をしていく、より一層そのことに地域が関心を高めていくということができるはずだと、こういうことでございまして、いろいろ物理的、施設を設けるとかいろいろな手法もございますけれども、基本はそこにあるだろうということで、これは私どももそう考えているわけで、そういうことを機軸にいたしました安全対策を講じていきたいと、そのように考えているわけでございます。
 詳細については、教育長の方からお答えいたします。
 それから、教員ネームプレートにつきましても、教育長の方からお答えさせていただきます。
 図書館のことでありますが、この構想を持ちまして、建設事業に着手いたしましたときに私は教育長をしておりましたものですから、当時の議論といたしまして、なるべくなら休日を最低限に抑えて、そして区民の方々の利用に供する方策を考えようと、そういう大前提を持っていろいろ検討したわけでございます。
 図書館は一般の区民施設と違いまして、そこに図書、その他の資料が入っておりまして、これが整然としていることが必須条件でございます。雑然としていたのでは区民の方々に申しわけないということでありますので、内容をしっかりとしておかなければいけないということで、週一回程度どうしてもこういうことを整理する日が必要である、こういうことになるわけでございまして、休館日を設けるということはやむを得ないことだという前提に立ちまして、その設け方について、今お話がありましたように、順繰り交代で休館日にしていけば、全体としては年じゆう無休でできるはずだと、こういう発想もあったわけでございまして、大いに議論いたしました。
 ところが、一つには中央図書館がコンピュータのホストを握るところになるわけでありまして、そこからオンラインでつなぐと、こういうシステムになっておりますので、中央図書館のコンピュータを年じゅうフル回転をするということになるわけです。これは技術的にもちろんできることでありますので、できるのでございますが、その際に中央図書館か休館日の日に他の館が施設を開いていると、こういう状態の中で、今度はそれなりの対応、仕組みを一つ上乗せしてつくらなければいけないという問題がありまして、これは人的措置の問題だけでなく、諸般 のコンピュータのシステムづくりの中でもいろいろ究明をしていったわけでありますが、これは若干そのために経費がかかる、人的な経費もかかってくるというようなことがございまして、最終的に結論として出発時点では、とにかく旧来型でありますが月曜日一斉休舘にして、オンラインをすべてそこでとめると、こういうことにして内部整理をしようと、こういうことになったわけでありますが、ただ、おっしやいますような、サービスを月曜日お休みの方などには十分御利用いただけないということもありまして、これは継続的な研究課題にしようということで、開館後、約2年がたちますが、そういったことについて改めてどういう方策をもって可能となるかということを検討中でもございますので、よりよい方法を見出して、少なくとも今以上にまたサービスが拡充できるように模索したいと思っているところであります。  それから、ネズミ対策でありますが、大変やっかいでございまして、いろいろ住民の皆さん方もそれぞれ自衛の策を講じてくださっておりますが、特に地域にばらつきがありますが、東部方面 、あるいは小岩方面に多いというようなことでごさいまして、今いろいろ御提案もありまして、なかなか決定打がないわけでありますが、御相談に応じて殺鼠剤を提供申し上げ、あるいは御相談に大勢で一つ方法を勉強したいということであれば出向いて行きましてそういうことをしているわけでありますが、もう少し徹底して皆さんがネズミ駆除に対してどうしたらいいんだということをよくわかりますように、広報その他を含めまして積極的な対応をしていきたいと思います。
 壊す家について、駆除を義務化するとか、いろいろございますけれども、ただ、それは一つの方法かとは思いますが、これは広域的な問題でもございまして、すべての方々が何かそれに向かって努力をしていただくということが何より必要なことかなと思っておりますので、そういったことができやすいようにしていきたいと思います。 以上でございます。

議長(松下彰男君) 池澤教育長。

教育長(池澤正彦君)学校の安全対策の問題でございますが、ただいま区長が基本的な考え方を申し上げましたが、私どももそういう観点からPTAの方々、あるいは学校の校長さん方といろいろと情報交換をしながら、ただいま申し上げたとおり地域ぐるみで学校を守り育てていくんだと、これがやはり基本的なベースとして不可欠なことだという考えを持っておりまして、その上に何点か私どもが具体的に確立したものがございますので、幾つか紹介をさせていただきます。
 まず一つは、今回の一連の中で、事が起こるたびに私どもの方から全校にさまざまな形で情報伝達をするのでございますが、従来、例えばファクス等を使いましてやりますと大変な時間がかかります。その間に適切な情報が伝わらない、あるいは学校によっては取り扱いが異なってくるとか、さまざまな問題が生じました。
 そこで、強く学校側から情報の伝達が正確に、かつ迅速になされるように何とかならないかということでありまして、これにつきましては現在のやり方でも十分ある程度のことができますので、仕組みをちょっと変えました。これからはインターネットの接続がこの夏場をもちましてほぼ完了いたしましたので、これを使ってやっていこうという考え方を基本に持っております。これによって、相当スピードアップするというふうに思っております。
 もう1つは、実は子どもたちにかかわることというのは、教育委員会だけではございませんで、子ども家庭部、要するに保育園、あるいは私立の幼稚園・保育園もございますので、そうした庁内の連携体制をきちんと確立していこうということで、これを整備したところでございます。
 それから、第2点目として、緊急時の校内外の連絡体制でございますが、ただいま議員お話にもございましたように、今回補正予算で、これは学校だけではございませんで、保育園その他も含めまして、私立も含めまして警察110番の制度を導入するということで補正予算を組ませていただきました。これは直結が警視庁のセンターの方へまいりまして、それに基づきまして最寄りの警察、交番に連絡がまいります。それを受けました警察は、ある程度のまとまった人間を即座に学校に派遣すると、こういう仕組みでございます。
 あわせまして、消防庁の方と協議をいたしまして、各学校には数十メートル間隔で火災報知機が置いてございます。これを通 常であれば火災のときしか使えないのは当たり前のことでございますが、目的外使用を許可願いたいという許可申請をいたしまして、これも既に済んでおりまして、使える状態となっております。もちろん一定の指導を各学校に対して私どもの方でしようと、このように考えております。
 それから、第3点でございますが、安全確保の啓発という観点から、警察と区教委が共同主催の形で幼稚園や保育所、あるいは学校の先生方、あるいはPTA等々の方々に対して合同の安全研修会をやろうということで、これは3警察署別 にそれぞれ行ってまいります。小松川警察署は管内が広うございますので、2回に分けまして、都合4回に分けまして安全研修会を実施することを予定しておりまして、これは来月実施する予定でおります。今の想定では、キャパの関係もありますので、ほぼ1,000名程度を4回で考えております。
 それから、次のネームプレートの関係でございます。お話にもございましたが、子どもたちの安全書確保というのは、みんなで、地域で子どもたちを守っていこうということがべースになると申し上げましたが、お話にもございましたように、ある学校で脅迫電話があったと。そのことを受けまして、保護者の皆様、あるいは地域の皆様方が学校からの集団下校、あるいは登校等に大変多くの御協力とお力添えをいただいたわけでございますが、しかるときに、本来学校と保護者、地域社会は心を合わせて、まさに一体となって子どもたち、あるいは学校の安全を守る時期に、肝心の先生が名前がわからんと。あるいは、先生であることが区別 がつかないというふうな声を私どもも聞いております。
 緊急時における対応については、これからも十分指導してまいりたいと思っておりますが、現在何らかの形で緊急時に対応しているのは、まだ着用率5割弱でございまして、これを高めてまいりたいと、このように考えております。
 それから、チェック体制でございますが、区長申し上げましたとおり、子どもたちの安全確保は最優先であります。そして開かれた学校づくり。これもどうしても不可欠で、着実に進めていかなければならないことであると考えておりまして、子どもたちの安全確保に十分配慮しながら、学校をよりよくするために、地域社会と学校を挙げて学校づくりをしていくという意味におきましても、開かれた学校づくりを着々と進めてまいりたいと、このように考えておりまして、そういう観点の中で開かれた学校づくりがある意味ではむしろ学校の安全を守ることにもつながるという側面 もございますので、そうしたことを念頭に十分置きながら、地域社会の方々にも一定の御不便はかけますと、よく御理解くださいという趣旨のお話を申し上げつつ、御協力をいただいているところでございまして、そうした観点はこれからも徹底してまいりたいと考えております。
以上です。

 

議 長(松下彰男君) 川瀬泰徳君。

15番(川瀬泰徳君) 一通り区長、教育長から大変丁寧に、また前向きな御答弁をいただきまして、大変にありがとうございました。
 最初に、学童クラブのことにつきましては、私ども区議会公明党の方が以前よりずっと、今区長がおっしやいましたボップの件については、本会議での質問もさせていただきまして、何とかこれを一日も早くということで推進しておりました。大変区長の方からも心強い前向きな御答弁をいただきまして、何とぞよろしくお願いを申し上げたい、このように思います。
 そして、私の今回の質問で、今現在の学童クラブが4年生まで全体を引き上げなきゃならないという、そういうふうな意味のことではございませんで、区長おっしゃるように、現在の容量 の問題等考えまして、なかなかそうもいかないという、この現実というのはよくわかります。今回の私の質問の中では、特に障害を持った子どもたちについて、今回は代表的なといいますか、何人のお方から要望があったんですけれども、代表的なお方の状況を報告させていただいたわけなんですけれども、やはり障害を持った子どもを持つ親にすると、3年生になったとはいえ、やはり心もとないという状況があるわけで、せめてあと1年、もう少ししっかりするまでといいますかね、そういう本当に切実なお気持ちがあるという、こういうふうなことでございまして、お話をさせていただきました。この辺も何とぞお汲み取りをいただいて、よろしくお願いをいたしたいというふうに思います。
 それから、都立の白鷺養護学校の増改修のことにつきましては、区長の方からも、これまでも東京都とは常に話をしているけれども、今後もまた積極的に働きかけたいと、こういうふうに力強いお話をいただきまして、地域の皆さんといいますか、障害児を持って子どもたちをそこに通 わせている保護者の皆さんからすると、本当にこの白鷺養護学校というのはありがたい学校であるし、しかし、先のことを考えると、やはりもう少し増改修をしてほしいという、これが切実な思い、校長さんや、そしてまたPTAの会長さん、またPTAの代表の皆さんからも切実なそういう要望が私どもに参っておりますので、何とぞこれもよろしくお願いをしたいと、このように思います。  それから、学校の安全、児童の安全対策につきましては、今区長、教育長からるるお話をいただいて、大変御丁寧に御答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。
 1点だけ、ネームプレー卜のことにつきましては、教育長も今御答弁をいただきましたけれども、このネームプレートについては、やはり私は1点思うのは、教師、先生方の意識の中に安全というものを定着させる一つの方途というのが、私はネームプレートということではないのかなと思うんです。例えば、学校の保護者会とか、そういうふうな父兄の皆さんと、保護者の皆さんと対面 するような、会うような機会のときには、きちんとみずからのネームプレートといいますか、私は教師なんですよと、学校の職員なんですということでみずからの立場というのを明らかにして保護者の皆さんと対する、それが今後の学校の安全対策の一つであるという、こういう意識を先生方にもやはり深めていただくという、そういう一つの側面 があるのではないのかと、このように思いますので、また何とぞよろしくお願いしたいと思います。
 図書館の月曜日の開館についても、今御答弁いただきまして、研究課題として今後前向きに御検討いただきますようによろしくお願い申し上げます。
 最後に、ネズミの対策ですけれども、これは非常に、本当に厄介なことでありまして、昨今言われているネズミというのは、昔から日本におりますドブネズミとかハツカネズミとか、こういうふうな種類ではなくて、東南アジア原産のクマネズミというのがどうもかなり広範囲に悪さをしているという、こういうふうな話がマスコミやテレビやラジオ、そういうところでもよく報道があるんですけれども、本区においては、小岩地区が1番相談件数としてはトップで、その次に続くのが区画整理が行われています東部地域と、こういうふうなことでございまして、実際被害に遭われている皆さんからしますと、正確な情報がなかなかわからないという部分があると思うんです。そういう意味から、「広報えどがわ」などで正確な情報というのを詳しく伝えてあげるというのがまず第一歩の対策ではないのか、このように思いますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 以上で質問を終わらせていただきます。大変にありがとうございました。(拍手)


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