議会報告 REPORT

平成14年度 第2回定例会

1. [質 問]
1)出産育児一時金貸付制度について
2)清掃事業の運営について
・外国人にやさしいゴミ集積場案内看板の改善について
・指導のためのシール、不法投棄禁止看板の改善を
3)都市計画道路の整備推進と、周辺環境の整備について
・補助288号線の進捗状況と橋脚部について
・補助143号線の用地取得事業について
・江戸川1丁目の地域整備について
4)違法駐輪対策について
・一之江、瑞江、葛西駅の地下駐車場の進捗状況と小岩南口駐輪場の増設を
・「放置自転車ゼロ」に向けての具体的施策について
5)区民IT体験教室の今後の展開について
・区独自のIT教室を
・ITパソコンサロン、インターネットカフェについて
6)身体障害者補助犬について
・身体障害者補助犬法についての施策の条例化を
・補助犬法の区民への周知徹底の施策について
・都営新宿線瑞江駅等のエレベーターの設置と「江戸川区バリアフリーマップ」の作成について
2. [答 弁]
3. [第二質問]

日程第1 一般質問 議 長(花島貞行君) 日程に入ります。
日程第1 一般質問 前回に引き続き、一般質問を行います。順次質問を許します。
15番、川瀬泰徳君。
〔15番 川瀬泰徳君登壇〕(拍手)

15番(川瀬泰徳君)私は、通告に従い、当面する諸課題について、提案も含めて質問をいたします。区長の誠意ある前同きな答弁を期待するものであります。
 初めに、出産育児一時金貸付制度についてお伺いいたします。
 日本の出生率は減少の一途をたどり、去る6月8日の新聞各紙は、「厚生労働省の人口動態統計により、我が国の合計特殊出生率がついに過去最低の1.33となった」と大きく報道しておりました。このような状況の中、本区においては少子化問題を真剣にとらえ、子供を産み、育てやすい環境の整備を図るために子育て支援を積極的に推進し、特に乳幼児医療費助成、保育ママ、学童クラブ、保育園はもとょり、認証保育所、ファミリーサポートなど多くの施策が充実し、子育て支援の江戸川区と高く評価されているところであります。
 子育て支援のさらなる充実に向けて、本区の今後の課題について、第24回区民世論調査で、子育て支援について今後区はどのようなことを推進する必要がありますかという問いに対して、44%の方が子育て家庭に対して経済的支援をすべきとの回答がありました。確かに現在の社会状況からすると、子供を産み、育てるには、生活費や教育費や医療費など経済的負担の比重が大きくなっています。このようなことにより、子供を産むこと自体ちゅうちょしてしまうのではないかという指摘もあります。実際に、出産のためには多額の費用が必要になります。出産までの間の検査などに多額の費用が必要となるほか、出産のために入院する病院では、病院側が入院の前に予納金を求めるケースが多く見られるようになってきております。
 このようなことから、出産の経済的負担の軽減のために、平成12年12月、当時の厚生省保険局が、各自治体に対して国民健康保険における出産費に係る資金の貸付事業の実施について、平成13年4月1日から積極的に取り組むよう各自治体に協力依頼が出されたところであります。この出産費貸付制度の目的は、出産にかかる当座の費用に充てるため、出産育児一時金または配偶者出産育児一時金の支給が行われるまでの間、医療保険の保険者が保健福祉事業として、被保険者等の出産に関して無利子の貸付事業を行い、経済的負担の軽減を図るというものであります。この貸付金は、出産育児一時金の8割相当となり、約28万円が出産予定日前に借りることができるというものであります。このことにより、出産の準備資金や病院の予納金に因っている方にとっては安心して出産できることになり、大変な朗報であります。
 先日、私は、区内にお住まいのある御婦人から相談を受けました。その内容は、出産のために病院の予約をとろうとしたときに、予納金が40万円必要だと言われ困り果 てているという相談でした。そこで、早速区役所に相談をしましたが、結局本区内では入院できず、予納金を必要としない葛飾区の日本赤十字病院に入院し、無事出産することができたとの事例がありました。このほかにもこのような相談が多く寄せられております。本区の制度の中で、生活一時資金は病院の予納金のような理由での貸し付けはできません。また、療養出産資金貸付も出産前は貸し付けはできません。社会福祉協議会の生活福祉資金は、収入基準や民生委員の意見書が必要となります。つまり、さまざまな制度があっても、所得基準や連帯保証人や民生委員の意見書が必要であったり、幾つかのハードルが存在し、現実的には出産のための事前の貸付は難しいという状況があります。
 本区は、この出産育児一時金の支給を出産後に各事務所の窓口で申請日に即日現金で支払っているので、出産に必要な資金は十分に対応できているということについては、区民からも大変喜ばれており評価をするものでありますが、出産は産む前にもさまざまな資金が要るわけで、やはり事前の貸付制度の創設をすべきであると考えます。既にこの制度を導入している区が、23区の中に12区あります。ちなみに杉並区では、出産予定の1カ月前から出産育児一時金の8割までを無利子で貸与し、申請の翌日に現金給付を行っているとのことです。私は、この貸村制度は、本当に出産前に因っている区民のために、また、子育て支援のさらなる充実のためにも必要な制度であると考えます。導入に当たっては課題もあると思いますが、ぜひともこの出産育児一時金貸付制度の創設を検討していただきたい。区長の御所見をお伺いいたします。

 次に、清掃事業の運営について、特にごみ集積所の案内板等についてであります。
 本区の清掃事務所は、江戸川、小岩、葛西の3事務所の体制であり、区内のごみ集積所の数は17,100カ所となっております。この集積所において、生ごみなどの可燃ごみは週2回収集し、ガラスやゴムやプラスチックなどの不燃ごみは週1回の収集、そのほかに古紙、瓶、缶 の資源回収は集積所のコンテナに分別して週1回収集を行っております。このような分別 収集も今ではすっかり定着しているように思いますが、これまでには幾多の試行錯誤があり、また本区の清掃に携わる職員の皆さんの御苦労と、町会を初め地域住民の皆さんの清掃事業に対する深い理解と協力があったればこそと思うのであります。
 順調に運営されるこの清掃事業の中で、残念ながら今もなくならないのが、心ない人による不法投棄とルールを守らない集積所の使用であります。ごみの問題は、ごみを出す人のモラルが問われるものでありますが、ここで重要なことは、行政として区民に対してごみの収集についての理解とルールの徹底をわかりやすく明確に説明を行わなければならないと考えます。
 先日、私のところにごみ集積所にルールを守らずごみを出す人がいる。ごみが1つ置いてあれば出してもいいものと勘違いをしてか、次から次へとルール違反のごみが捨てられる。その中のごみが袋から出ていたので見てみると、外国語の新聞と缶 や瓶が一緒に入っていた。清掃事務所から注意をしてほしいという相談がありました。相談者は、外国の新聞だからといって何も外国人だとは限らないが、もし言葉がわからないのであれば、外国人が一目見て理解できるような外国人に優しい集積所の案内板をつくるべきだという御意見でありました。
 本区在住の外国人の方々は、平成10年は12,608人でしたが、平成14年4月現在では17,513人もおられ、そのうち中国の方が一番多く7,015人、韓国・朝鮮の方が5,356人、フィリピン、アメリカ、イギリスなど英語圏の方が3,342人と年々増加の傾向にあります。外国人の皆さんには、本区へ転入されたときに本区の行政についてのパンフレットとともにごみの出し方についてのパンフレットもお渡ししているということですが、やはり一番身近な集積所に設置してある案内板をだれが見ても理解できるようなものにすることが、まずもって大事なことではないでしょうか。
 現在、本区の案内板の言語は、日本語と英語の二種類であります。この案内板の不親切と思われるところは、例えば可燃ごみの説明は日本語と英語だけで書いてありますが、この可燃ごみを出す曜日のところは、日本語、英語、中国語、ハングル文字となっております。つまり、中国の人と韓国や朝鮮の人は、曜日はわかってもどのようなごみを出せばよいのかわからないというようになっております。これではルールを守れと言っても無理ではないでしょうか。もっと外国人の皆さんに理解しやすい案内板に変えるべきだと考えます。
 そこで、2点お伺いいたします。まず第1には、このような状況を改善するには、現在のごみ集積所の案内板を外国人の皆さんにも理解しやすいものに改善する必要があると考えますが、区長の御所見をお伺いいたします。さらに2点目として、不法投棄やルール違反のごみ出しの状況があったときには、清掃事務所のふれあい指導班の皆さんがごみにシールを貼りルールの徹底を図っていますが、このシールや不法投棄禁止の看板についても、外国人に優しく皆さんが理解できる内容にすべきであると考えますが、いかがでありましょうか。区長の御所見をお伺いいたします。
 次に、都市計画道路補助143号線、同じく288号線の整備促進と周辺環境の整備についてであります。
 安心で安全な街づくりのためには、都市計画道路の整備は大変に重要な課題であります。既に御承知のとおり、昭和41年7月に都市計画決定した補助288号線は、中央3丁目から松江3丁目まで江戸川区の中心部を環状的にぐるりと回り、地域の東西を結ぶ重要な総延長8,450・に及ぶ道路で、現在までに31%が完成しています。また、同じく補助143号線は、昭和22年11月都市計画決定され、葛飾区金町2丁目から江戸川区東瑞江2丁目までを結び、周辺市街地の整備や防災上も大変重要な役割を果 たす総延長9,640・の道路であります。この補助143号緑の計画のうちの篠崎街道から旧江戸川護岸の530・について、今回総事業費57億9,000万円、面 積7,620・の用地取得事業を東京都より本区が受託いたしました。このようなことは本区として初めての試みであり、安心・安全な街づくりに対しての本区の並々ならぬ 意気込みと努力を高く評価するものであります。
 そこで、以下3点について質問いたします。
 まず最初に、補助288号線の早期の完成に向けて、現在の進捗状況と今後の見通 しについて、さらに新中川にかかる橋梁について、色や形状などは周辺環境とどのようにマッチしたデザインにしていくのかお伺いいたします。
 2点目には、補助143号線について、本区が都より用地取得の事実を受託したことは区民注目のところであります。この事業受託による多くのメリットはこの際最大限に活用すべきであると考えますが、この受託事業についての区長の御所見をお伺いいたします。
 3点目には、この補助143号線の用地取得受託事業が展開される江戸川1丁目は、狭隘道路に住宅が建ち並ぶ木造密集地域であります。防災の観点からも住環境の改善が必要な地域であることから、受託事業が行われる今回を機にさらに抜本的な地域整備を図るべきであると考えますが、区長の御所見をお伺いいたします。
 次に、本区の違法駐輪対策についてであります。
 去る4月30日に、NHK総合テレビの番組「妙案コロシアム」で、小岩地区の違法駐輪対策の模様が全国に放映されました。番組では、多田区長を初め所管の幹部職員の皆さんや小岩地区の地元住民の皆さん120名が参加し、小岩地区の違法駐輪、放置自転車の現状が語られていました。また、番組ではほかに3つの地域のユニークな放置自転車対策について紹介がありました。
 まず最初に、練馬区大泉学園駅では、月2,000円の使用料により、区が管理するレンタル自転車で自宅から駅に、駅にあるレンタル自転車は駅から職場などに通 う人たちに利用してもらい、また帰るときは駅まで乗ってきてもらう、そして朝通 勤などで自転車を使用した人は、また駅にある自転車で家に帰るというように、一台で二役のレンタサイクルシェアリングを考案し、実行しています。これにより、放置自転車はなくなっているとのことです。
 また2つ目は、松山市で4階建ての駐輪場にはエレベーターがあり、自転車の空気入れやパンク修理のサービスもある上に、放置されそうになる自転車を、平均年齢61歳のサイクルガイドさんに話術と笑顔で駐輪場へ誘導していただくという施策を実行しています。
 3つ目は、武蔵野市吉祥寺で、地域の有志がスペースハンターとして駐輪場のスペースを求める中、駅周辺の銀行の駐車場に着目し、銀行が休みの土曜、日曜日にその駐車場を借りて買い物客に開放したところ、違法駐輪がなくなり、商店街の活性化にも一役買うことができたという報告がありました。
 この番組の収録後、環境をよくする小岩地区協議会では、他の自治体の実践を参考に、4月25日に放置自転車ゼロ作戦を実施しました。具体的には、小岩駅周辺で15カ所のポイントを定め、3人1組で放置自転車禁止と自転車置き場の案内パンフレットを配布しながら自転車置き場への誘導をした結果 、5月9日に区が自転車放置台数調査を実施したところ、小岩駅周辺は午前で1,057台でした。これは、昨年秋の調査より812台も減少しており、午後は1,645台、昨年秋より1,303台減少する成果 を生み出すことができました。今回、小岩地区でこのように大きな成果を見たこの作戦は、地域住民や商店街の皆さん、環境をよくする小岩地区協議会の皆さんの御努力が実ったものと思います。
 そこで、2点お伺いいたします。
 1点目は、本区も放置自転車対策としてさまざまな施策を展開しておりますが、その1つである地下駐輪場の設置は大きな力となると考えます。現在建設中の一之江駅、瑞江駅地下駐輪場、また建設予定の葛西駅地下駐輪場の進捗状況と小岩駅南口駐輪場の増設の可能性について、区長の御所見をお伺いいたします。
 2点目には、昨日の同僚議員の質問の答弁で、小岩の放置自転車の対策の1つとして、京成バスによるミニバスの運行についての答弁がありましたが、これについてはぜひ早期の実現を強く要望いたします。とともに、今回小岩地域の皆さんが尽力された放置防止、自転車置き場への利用誘導の放置自転車ゼロ作戦、また他の自治体の施策の状況などを十分に把握し、放置自転車をゼロにするまでの具体的、抜本的施策を早期に検討すべきであると思いますが、区長の決意のほどをお伺いいたします。
 次に、区民IT体験教室の今後の展開についてお伺いいたします。
 区民IT体験教室は、昨年5月から本年3月までの間、区内の中学校33校を初め、区民施設、民間施設などを利用して、939講座、応募定数19,805人に対して、参加者数15,498人(参加率78.2%)に上り、講習内容は、パソコンの基本操作、文書作成、ホームページ閲覧、電子メールなど、延べ12時間の内容で行われ、参加された区民の方々に対する区の調査では、「講習内容がほぼ理解できた」が約75%、「これを機にパソコン、インターネットを利用したい」が85%でありました。このように、今回行われた区民IT体験教室は、当初の目的のとおり成果 が上がったものと高く評価するものであります。
 そこで、これらの成果をさらに高めていくためにも、提案を含め質問いたします。
 1点目は、これほどまでに区民の皆さんに好評で成果の出たIT教室でありましたので、本区として国からの方針、援助がなくても、区独自である一定の方向性を持ち、区民の方々のデジタルデバイドが少しでも解消ができるように新たに施策を展開すべきであると考えます。区民の声の中には、近くの学校やコミュニティ会館などでパソコンが使用できる会場があれば、自分たちで責任を持つからIT教室として開催したいとの声も多くあります。そこで、IT体験教室を開くために購入したノート型パソコン、また中学校のパソコン、小学校にあるパソコンなどを効率よく活用し、本区独自のIT体験教室を展開してはいかがでしょうか。区長の御所見をお伺いいたします。
 2点目には、既に他の自治体でも行っているITパソコンサロン、インターネットカフェなどを考えてはいかがかと思います。つまり、せっかく教わっても、いざ家でパソコンに向かうとやっぱりわからないなどの声をよくお聞きします。そんなとき、パソコンの初心者がパソコン操作を練習するための場所として、また気軽に質問できるインストラクターもいるこのような空間を提供してあげれば、さらに効果 が出るのではないかと考えますが、いかがでありましょうか。

 最後に、障害者福祉施策についてお伺いいたします。
 5月22日に身体障害者補助犬法が国会で成立し、本年10月1日より施行されることとなりました。私もこれまでに介助犬の法的認知を訴えてきた一人として大変に喜んでおります。この法律は、ノーマライゼーションの社会創出の観点から、日常生活に著しく支障をきたす身体障害者の生活の補助を行う補助犬の役割が重要に なってきていることから、その補助犬を訓練する事実を行う者及び補助犬を使用する身体障害者の義務等を定めるとともに、身体障害者が国などが管理する施設、公共交通 機関などに補助犬を同伴することができるようにするための措置を講ずることにより、身体障害者の自立及び社会参加の促進に寄与することを目的とする法律であります。
 この法律の身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬のことで、それぞれ視覚障害者、肢体障害者、聴覚障害者のために訓練を受け、認定がなされた補助犬であります。この法律の第4章第7条には、「国及び地方公共団体等は、その管理する施設を身体障害者が利用する場合において身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない」。また、第9条では、「不特定かつ多数の者が利用する施設を管理する者は身体障害者補助犬の同伴を拒んではならない」となっております。さらに、第23条では、「国及び地方公共団体は、教育活動、広報活動などを通 じて、身体障害者の自立及び社会参加の促進のために身体障害者補助犬が果 たす役割の重要性について国民の理解を深めるよう努力しなければならない」としております。
 本区においては、平成11年第3回定例会の本会議の際に、当時下鎌田在住であった区民の方が、介助犬シーナ号を同伴し傍聴されました。この本会議で、私の「介助犬に対し公的認知をし、区の公共施設に自由に同伴できるようにすべき」との質問に対して、区長は、「法的認知を待つことになるが、積極的に支援したい」という答弁をされました。また、平成13年第1回定例会の本会議でも、「介助犬や盲導犬に対して区民の皆さんにさらに理解を深めていただくために、公共施設の入りロに同伴可能を示すワッペンの貼り出しをすべき」との私の質問に対して、「一般 の方々の理解のために、これも実現できるようにしていきたい」と答弁をされております。区長は「法的認知を待ってから」と答弁されましたが、今まさに介助犬を初めとする身体障害者補助犬の法案が可決し、公的認知がなされたのであります。そこで、本区においては、この身体障害者補助犬はまだ数頭という状況ではありますが、この法律の施行に伴い本区の果 たすべき責務について確認させていただくとともに、関連した質問をさせていただきます。
 まず1点目には、本区は以前の区長答弁にもありましたように、区の公共施設はすべてが補助犬の同伴が可能であると認識いたしておりますが、今後はこの補助犬も多くなると考えられることから、福祉先進区の本区にあっては、より積極的にこの補助犬についての施策の充実を図るために、この法律に基づいた条例等をつくるべきであると考えますが、区長の御所見をお伺いいたします。
 2点目には、区民の皆さんに補助犬についての理解をさらに深めていただくために、本区の公共施設の入り口に「介助犬同伴可能」のワッペンを貼ったり、身体障害者補助犬を「広報えどがわ」などで紹介し、この法律の周知徹底を図るため力を尽くすべきであると思いますが、いかがでありましょうか。
 3点目には、この身体障害者補助犬法案の動きに象徴されるように、今後とも障害者の社会参加がますます進んでまいります。本区においても障害者に対しての配慮が大きく進んでおり、JR小岩駅、京成江戸川駅では、エレベーターが今年度に設置されることとなりましたが、都営新宿線瑞江駅等のエレベーターの設置やその他の施設のバリアフリー化について今後どのようにお考えなのか。また、障害者が外出するときは、段差や障害者用トイレの有無などの心配が常にあります。そこで、民間施設も含めた形での仮称江戸川区バリアフリーマップを作成し、障害者が安心して外出できるような施策を講ずる必要があると考えますが、いかがでありましょうか。
 以上で、私の第1回目の質問を終わります。(拍手)

 

議 長(花島貞行君) 区長。
〔区長 多田正見君登壇〕

区 長(多田正見君)お答えをしてまいります。
 出産育児一時資金貸付制度の導入ということでございます。この前提となります今の出産一時金のことにつきましてはいろいろ御説明がありましたので、端的にお答えいたしますが、そういう貸付制度が必要である場面 も十分考えられますので、これは実施できる方向で検討を進めてまいりたいと思っております。
 2点日の清掃事業の、つまりさまざまな表示の問題でありますが、外国人も多くなりまして、そしてまた転入者もいろいろ多い江戸川区でありますので、こういったことに十分留意していかなければならないと思っているところであります。特に外国語の表記につきましては、今やっておりますことが必ずしも十分でないという御指摘もいただいているところでありまして、これから十分改善、工夫いたしまして、わかりやすいものにして、しつかりとしたルールが確立されるような方向で努力をしてまいりたいと思います。
 都市計画道路補助288号線でございますが、これもいろいろ御質問の中でおっしゃつていただきましたので、おおむね皆様方もおわかりと思いますが、現在完成が31%ということになっておりますが、まだ全く未着手というところが50%ございまして、残った部分が今事業化をしているということで、用地買収も進めているというところでございます。全長が8,000・以上ありますので、いろいろ飛び飛びになって工事が進んだりしているわけでありますが、一日も早く完成するようこれからも努力してまいりたいと思います。特に西瑞江の地区につきましては、今年度用地買収に着手いたしまして、平成17年度完成ということで今進めておりますが、延長は328メートルございますが、こういったところについても早期に実施できますように努力をしてまいりたいと思っております。
 あわせて補助288号線の新中川にかかる橋梁でございますが、どういうふうな橋梁をつくるのかということでございますが、これは専門的見地から、土木部長にご説明するようにさせていただきます。
 補助143号線、柴又街道でございますが、この江戸川に突き当たる部分でございます。本来都道でございますので、東京都がこの事業を実施していくべきでありますが、今回この用地買収につきまして、地元の区でやってもらえないかというようなお話がございました。私どもも地域に密着した行政でありますから、地域の方々とひざを交えていろいろなお話し合いもすることができるわけでございまして、快諾いたしまして、できる限り早期に道路が完成いたしますように、東京都に対して協力をしていきたいと思っているわけでございます。そのための経費を今回の議会で補正予算として計上させていただいているわけでもございます。  それから、近接いたします江戸川1丁目付近の市街地の再開発ということでございますが、大変道路が狭隘でありまして、密集市街地でございます。この地域につきましても、抜本的な地域整備が必要だと思っておるわけであります。本年基礎調査をしたいと思っているわけでありますが、まだ地元との話し合いをしておりませんけれども、こういった調査の結果 を踏まえまして、来年あたりから地元の皆さんといろいろ協議をしてまいりたいと思っている地域でございます。
 それから、違法駐輪の問題でございますが、駅前の地下駐輪場についてでありますが、今この工事にかかっておりますのは瑞江駅でございまして、平成13年度に着工いたしまして、平成17年に完成予定でございます。4,000台収容の地下二層で今建設中でございます。一之江駅につきまして、今年度事業化いたしまして、平成16年度完成ということで、これは区画整理にあわせて行うことができますので、工期が短くて済むわけでございます。2,500台を予定しているわけであります。葛西駅につきましては、平成14年度、今年度都市計画決定をいたしまして、事業認可を受けたいと思っているわけでありますが、これはかなり大がかりな事業になると思いますが、環状七号線の地下も使いまして、全体で7,000台以上の地下駐輪場を建設したいと今考えているわけでありまして、4カ年ぐらいかかる事業になるかなというふうに思っておりますが、これも強力に推進していきたいと思っているところであります。
 小岩南口に今地域の商店街に管理をしていただいております駐輪場がございますが、有料でございます。これを増設したらどうかというようなお話でございますが、先般 ここにつきまして、もう少し効率的な形でつくり直して活用したらどうかといぅような御意見もたしか一定でいただいているわけでありますが、この南口につきましては、将来どのような形で再整備をしていくかということについて課題を持っているところでもあるわけであります。今そういったことについてさまざまな研究をしているところでありますが、そういったことも考え合わせますと、余り早々と強固なものをつくるということはどうかということで、今あのような形になっているわけでありますが、しばらく暫定的な利用ということにしていきたいと考えているところであります。
 駐輪問題の抜本対策ということでありますが、これはなかなか決め手がないということは、これまでの議会の御論議の中でも明らかでありますが、基本的にいえば、駐輪対策につきましては、まず十分な駐輪場を用意するということがベースでありますけれども、用意した駐輪場にルールをしっかりと守って入れていただくというもう一つの課題があるわけでありまして、今、小岩駅その他についておおむね駐輪場の用意はするわけでありますけれども、ルールを守ってそこをきちんとルールどおりに利用する、放置をしない、こういうことが守られていないということの方に問題の大きさがあるような気がいたします。こういったことについて、これはつまり住民の方々の協力を待つことでありますので、なかなか決め手らしきものがないのでありますが、先般 のNHKの放送にもありましたように、駅周辺の方々の意識と、利用して乗ってこられる方々の意識のずれが大変大きいということがございまして、こういったところを埋めない限りなかなかこの駐輪問題は解消しないのではないかという議論もいろいろございましたけれども、そういった側面 もございます。 別途ミニバスを用意したりいたしまして、自転車利用者をそういうところに振り向けていくという方策もあります。いろいろな方策があると思いますので、そういったことを兼ね合わせながら、なおかつ皆さんの住民意識を高めていきたいと思っているわけであります。
 今、瑞江駅を中心にいたしまして、既にあのあたりは区画整理が終わったのでございますが、新しく街づくりの協議会をつくりたいということで発足しております。この主たるねらいは、駐輪場もできるわけでございまして、駅を中心として、あの周辺の街の方々がどのような環境を維持していくかということについてみんなで考えようという、そういう協議会をつくってくれたわけであります。もちろん自転車の不法駐輪の問題を初め、看板の問題とか、いろいろございますけれども、そういった街の環境を阻害するさまざまな課題を地域のみんなの協議の中でルール化してつくっていこうではないかというような1つの動きでありまして、大変すばらしいことだと思っております。もちろん地元には環境をよくする協議会がございますが、こういったところともタイアップしまして、みずからの街の玄関口である瑞江駅を駐輪場建設を機にどのようにすばらしいところにしていくかという極めて前向きな取り組みでありまして、こういったことが行われることを私どもも大変歓迎しているところでございます。
 IT体験教室でありますが、昨年国が積極的にこのことにつきまして展開したいということで、あわせて私どももやってきたわけでありますが、大変な参加をいただきまして、成果 は上がったと思います。すべて国からの費用でやりましたので、15,000人の受講者がありましたが、1億8,000万円ほどかかっております。この大半は人件費でございまして、指導員ということになりますが、この規模で江戸川区が続けていくということは、昨今の財政事情から到底困難でございますが、パソコンは、用意いたしましたものが100台以上ありますので、これは大いに活用しなければならないということで、既にくすのきカルチャー教室で新しくパソコンの教室をまた拡充しておりますので、こういったところでも何10台か使っておりますが、余力がありますので、これを地域で、これまでのような講座が少しでも継続できますように、主としてボランティアを活用して、余り経費をかけることなく、住民の方々の御協力によってこういったことができればいいなというふうに考えておりまして、現在、そのような方策について検討を進めているところでございます。
 パソコンサロンとかインターネットカフェのお話がございまして、こういった事例ももう既にあるわけでありますが、パソコンの普及は、これからもそれぞれ各自の努力でいろいろな展開がありまして、普及がなされていくことと思いますが、そういう中で行政がどの程度のことを促進の一つの機会づくりとしてやっていくべきかということはいろいろ考えていかなければならないのでございますが、直ちにこういうことをすることがどのような成果 に結びつくのかということをよく検証し、また実例も参考にしながらこれから検討もしてまいりたいと考えているところであります。
 介助犬についてでありますが、法律では補助犬法ということになりまして、この中に盲導犬と介助犬と聴導犬という三種類が法定化されまして、認知されたということでございます。こういうことでございますので、こういった補助犬を利用される方々がスムーズにその地域の中で生活できますように、私どもも大いに地域の皆様方には普及啓発をしていかなければならないと思っておりますので、さまざまな形でPRもしていかなければないないと思いますし、公の施設はもちろんでございますけれども、民間の施設につきましてもこういったことを理解していただきまして、この方々が補助犬を使いやすくするということをしていかなければなりません。ワッペン、いろいろございましたけれども、そういったことも適切な対応をして、この法定化された制度が十分に地域の中で生かされますように努力してまいりたいと思っております。
 それから、補助犬の方々ということに限定されるわけではありませんが、バリアフリーについてでございますが、都営新宿瑞江駅のエレベーター設置ということでございますが、今、瑞江駅は地下駐輪場の建設を進めておりまして、地下二層でありますので、当然この中にエレベーターを設置いたします。ただ、これは駐輪場の中のことでありますので、駅につなぐ部分、つまり改札口からプラットフォームまでのエレベーターは東京都の領域に入るわけでありますけれども、これは地下駐輪場ができますので、当然考えていっていただかなればいけないということで、これは東京郡交通 局ともいろいろ今協議をしているところでありますが、必ずやりますと、こういうことではありませんけれども、やることになりましょうねと、そういう話は聞いているものですから、ぜひやりますというところまで持っていきたいと思っているわけであります。
 区内に都営の駅は五駅ございますけれども、今エレベーターがありますのは船堀駅だけでございまして、瑞江駅は今甲し上げたとおりでありますが、その他の駅につきましても、東京都は10カ年計画でこれを順次設置していくということで取り組んでおりますので、いずれこの五駅につきましてはエレベーターが完備されるということになると思います。法律では、新駅については義務化され、既にできている駅については努力義務でありますが、東京都の場合は、この努力義務をすべてクリアしていきたいと、こういうふうに考えておりますので、遠からずそのようなことになっていくものと期待しているわけであります。
 江戸川区内のバリアフリーマップでありますが、いろいろ関係者のお話を聞いてまいりますと、これは障害者の方々だけでなく、熟年者の方々もあるわけでありますし、またそういう方々に付き添って行動される方々もいらっしゃるわけでありまして、どこの施設にどういう設備、どこにはどういうことが施されているということがわかっていた方が、外出をしたり、介助をしながらお手伝いをするというときに非常にやりやすいというお話も伺っておりますので、こういったことを工夫いたしまして、マップのようなものを作成して、そのような方々への利便に供することができればいいと思っておりますので、できるだけ早い機会にそういったものができますように努力していきたいと思います。

議 長(花島貞行君)倉嶋土木部長。

土木部長(倉嶋明彦君)補助第288号線にかかります新中川の橋梁でございますけれども、この橋の上流側には春江橋がございます。下流側の方につきましては明和橋がございます。特にこの下流の明和橋につきましては、地域のシンボルとして、あるいはランドマーク的な要素を持ってかけられております。これらのことを考えまして、形式、色につきましては、スレンダーな、ほっそりとした形式のブルーを基調とした橋にしたいというふうに考えております。また、都市計画道路でございますので、これから新しい街にかかる橋、こういうことになります。したがいまして、人に優しいふれあいの場を設けるというようなことで、バルコニーあるいは橋詰広場というものを設ける形にしております。

 

議 長(花島貞行君)15番。

15番(川瀬泰徳君)一通り大変前向きな誠意ある御答弁をいただきまして、感謝いたします。ありがとうございます。
 何点かお話をさせていただきますけれども、まず最初に出産育児一時金の貸付制度については実施の方向でというお言葉をいただきまして、何とぞよろしくお願いしたいと思います。
 あと、外国人の方々に優しい案内板については、そういう工夫をしていただいて、ぜひ皆さんが御理解できるような形での方策をお願いしたい。
 先ほど土木部長からいただきました橋梁については、ここは新中川のちょうど健康の道の中にある橋になるわけで、先日も教育委員会がされたウォーキングの大会がありまして、皆さん景色を楽しみながらウォーキングを楽しんでいらっしゃるという、こういうふうな場所でございまして、また新たな名所、いい橋ができるということで、今お話ありましたけれども、ふれあいの場、バルコニー等も中に入った、そういう形状になった橋だというお話を聞きましたけれども、ぜひともふれあいの場になるような、いい橋をつくつていただきたい。
 あとは143号線、今回東京都から事業を受託したということですけれども、この事業を受託したということは、本区がやるということですから、こうなりますと、やはり区民、関係住民に対してのきめ細かなケアといいますか、話ができるのではないかと思うんです、本区がやるわけですから。ということで、どうぞきめの細かい対象になる方々へのお世話をよろしくお願いしたい。また、江戸川1丁日の地域整備については、本年基礎調査をしたいと、来年から地元との協議もしたいという力強いお言葉をいただきましたので、その方向でぜひよろしくお願いしたいと思います。
 駐輪場の件につきましても、小岩駅の駐輪場、私もずっと視察させていただいて、皆さんの御苦労は大変なものであるなということを感じました。なかなか妙案というのが一朝一夕には行かない部分もあるかとは思いますけれども、そういう工夫をしていただいて、区民のために御尽力いただきたいと思います。
 そして、ITの体験教室につきましては、今、区長から御答弁いただきましたけれども、方策についていろいろ検討しておると、こういう非常に前向きな御答弁もいただきましたので、区民の皆さんのデジタルデバイドが少なくなるような、そういう方向での御尽力をお願いしたい。
 そして最後に、身体障害者補助犬については、適切な対応をしたいと、努力をするという大変前向きな御答弁をいただきましたので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 それから、瑞江駅のエレベーターにつきましては、プラットフォームまで行けるようによろしくお願いしたいと、このように思います。
それから、バリアフリーマップについては工夫をして、早い機会にできるようにしたいという、これまた大変に前同きな御答弁をいただきましたので、身体障害者の皆さんが一歩外に出て何かをしようとするときには、必ず行ったところにそのようなトイレがあるのかどうなのかというのがまず必要になるわけで、私も以前そういう関係の団体の皆さんがどこかに行かれるという事前の下見の作業に携わったことがありましたけれども、そういうふうな場所を見つけるだけで本当に大変な御苦労があるという、こういうふうな現実があるわけで、こういうふうなマップが作成されれば、大変皆さんの朗報になるのではないかと思います。
一通り、大変前向きな誠意ある御答弁をいただきまして、ありがとうございました。以上で終わります。
ありがとうごどいました。(拍手)


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